【無料で楽しめる】東京都中央区・コト体験スポット特集5選

東京都中央区には、お財布にやさしく家族みんなで楽しめる無料の体験型スポットが数多くあります。歴史や文化に触れられる展示から、思わず子どもも大人も笑顔になるユニークな仕掛けまで、中央区ならではの“コト体験”が盛りだくさん。今回は、ファミリー層を含む幅広い年齢層におすすめの無料アクティビティを厳選してご紹介します。週末のお出かけや学校帰りのちょっとした寄り道に、ぜひ参考にしてみてください。

人形町名物!動く「からくり櫓」で江戸情緒を体感

人形町商店街の名物として設置された2基のからくり時計塔「からくり櫓」では、江戸の情緒あふれるミニショーが毎日楽しめます。水天宮寄りにある「江戸落語からくり櫓」と、人形町交差点側の「町火消しからくり櫓」がそれぞれ趣向を凝らした人形劇を披露し、毎日11時から19時までの毎正時に約2~3分間、からくり人形が音楽に合わせて動き出します。江戸の落語や火消し(消防士)をテーマにしたからくり人形たちの愛らしい動きに、大人も子どもも思わず足を止めて見入ってしまうことでしょう。商店街の雰囲気と相まって、昭和・江戸の風情を現代に感じさせてくれる無料パフォーマンスです

  • 対象年齢: 小さなお子さんから大人まで幅広く楽しめます
  • アクセス: 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町駅」から徒歩約1~2分(商店街入口付近)
  • 所要時間: 上演時間は約2~3分(1時間毎に定時公演)※2基とも鑑賞する場合は約1時間間隔
からくり櫓|人形町名物!動く「からくり櫓」で江戸情緒を体感

からくり櫓|人形町名物!動く「からくり櫓」で江戸情緒を体感

江戸の情緒を今に伝える人形町商店街には、趣ある2基の「からくり櫓」が設置されています。水天宮寄りには高さ6.5メートルの「江戸落語からくり櫓」、人形町交差点側には高さ7.55メートルの「町火消しからくり櫓」があり、それぞれ毎日11時から19時までの間、1時間ごとに約2~3分のからくり演出を披露。江戸の風情を感じさせる演出が、通行人の目を引き、商店街のにぎわいを彩ります。

佃島で力比べに挑戦!?伝説の「力石」

中央区佃エリアには、昔の漁師たちが力試しに持ち上げていたという伝説の「力石(ちからいし)」が残されています。佃島の佃浪除稲荷神社の鳥居脇に並ぶ大小3つの力石は、かつて関東大震災の頃まで佃の漁師たちが競って持ち上げたと伝えられるものです。現代では眺めるだけでも十分迫力がありますが、せっかくならご家族で「自分は持ち上げられるかな?」とチャレンジしてみるのも一興かもしれません(非常に重い石なのでくれぐれも無理はしないでくださいね)。地域の歴史に触れつつ、子どもからお父さんお母さんまでワイワイと力比べ気分を味わえるユニークなスポットです。

  • 対象年齢: 歴史の話題としては小学生~大人向けですが、石を見るだけなら幼児でもOK
  • アクセス: 東京メトロ有楽町線・都営大江戸線「月島駅」から徒歩約7分(佃公園方面へ)
  • 所要時間: 見学のみなら約5~10分
佃浪除稲荷神社|力自慢たちが挑んだ佃の力石を見に行こう!

佃浪除稲荷神社|力自慢たちが挑んだ佃の力石を見に行こう!

佃地区の漁師たちは、関東大震災の頃まで石を持ち上げて力競べをする習慣があったといわれています。現在、佃浪除稲荷神社の鳥居脇には3個の力石が並んでいます。

築地の守り神!巨大な獅子頭が見守る波除稲荷神社

築地市場のすぐそばに鎮座する波除稲荷神社は、江戸時代から築地を災害から守ってきた頼もしい守護神です。その境内でひときわ目を引くのが、金色に輝く巨大な雌雄一対の獅子頭。この獅子頭と大きな石の天水鉢は中央区の有形民俗文化財にも登録されており、迫力満点の姿は写真映えも抜群です。江戸時代から3年に一度開催されている「つきじ獅子祭」では、この獅子頭が実際に神輿とともに町を練り歩くことで有名ですが、普段の日でも神社を訪れれば間近で見上げることができます。市場関係者や観光客にも「波除さん」として親しまれるパワースポットで、ご家族の無病息災を祈願しつつ、大迫力の獅子に元気をもらってはいかがでしょうか。

  • 対象年齢: どなたでも(大きな獅子頭は子どもにもインパクト大)
  • アクセス: 東京メトロ日比谷線「築地駅」より徒歩5分 / 都営大江戸線「築地市場駅」より徒歩3分
  • 所要時間: お参り・見学で約10~15分(境内自由散策)
波除稲荷神社|築地の波を鎮めた守り神、獅子祭で知られるパワースポット「波除稲荷神社」

波除稲荷神社|築地の波を鎮めた守り神、獅子祭で知られるパワースポット「波除稲荷神社」

「波除稲荷神社」は、江戸時代に築地の埋め立て工事を無事に導いたと伝えられる守護神。境内には区民有形民俗文化財に登録された天水鉢と巨大な雌雄の獅子頭があり、厄除けや商売繁盛を祈願する参拝者でにぎわいます。3年に一度開催される『つきじ獅子祭』では、荘厳な神輿と大獅子が町を練り歩き、築地の伝統と活気を感じられる貴重な機会となっています。

勝鬨橋のひみつに迫る!かちどき橋の資料館

かつて東京随一の可動橋(跳開橋)として知られた勝鬨橋(かちどきばし)。その知られざる仕組みや歴史を学べるのが、橋の袂にあるかちどき橋の資料館です。勝鬨橋が開閉していた当時に使用されていた変電所の建物を改修して作られたこの小さな資料館では、勝鬨橋をはじめ隅田川に架かる橋に関する貴重な資料や模型、写真パネルなどが展示されています。親子で橋の構造や昔の街並みの写真を眺めれば、「どうやって橋が動いていたの?」「昔の川沿いはどんな景色?」といった会話も弾むことでしょう。見学時間もそれほど長くかからないので、築地や浜離宮散策のついでに気軽に立ち寄れる穴場スポットです。

  • 対象年齢: 小学生以上~大人(乗り物や機械好きなお子さんにおすすめ)
  • アクセス: 都営大江戸線「築地市場駅」A1出口より徒歩2分(勝鬨橋たもと)
    ※火・木・金・土のみ開館 9:30~16:30、入場無料
  • 所要時間: 約20~30分
かちどき橋の資料館|跳ね上げ橋の仕組みに迫る、橋好き必見のスポット「かちどき橋の資料館」

かちどき橋の資料館|跳ね上げ橋の仕組みに迫る、橋好き必見のスポット「かちどき橋の資料館」

「かちどき橋の資料館」は、かつて勝鬨橋の開閉を担っていた変電所を活用した資料館。跳ね上げ橋として有名な勝鬨橋を中心に、隅田川にかかる橋々の歴史や構造に関する貴重な資料を展示しています。橋の仕組みに興味がある人も、街歩きの途中に立ち寄りたい知的スポットです。

異国情緒たっぷり!インド風建築が美しい築地本願寺

東京の寺院の中でもひときわ異彩を放つ築地本願寺は、まるで古代インドの宮殿のような外観をもつ荘厳なお寺です。昭和初期の建築家・伊東忠太の設計により、関東大震災後の1934年に古代インド様式の石造り本堂として再建されました。その独特な建築美から平成26年には国の重要文化財にも指定されています。自由に参拝できる本堂内にはステンドグラスやパイプオルガンも備えられ、東西文化の調和を感じられる空間です。歴史好きな大人はもちろん、異国のお城のようなお寺の姿は子どもの目にも新鮮に映るはず。隣接のカフェでひと休みしながら、家族で非日常的な雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

  • 対象年齢: どなたでも(荘厳な建物は大人にも子どもにも見応え十分)
  • アクセス: 東京メトロ日比谷線「築地駅」1出口から徒歩1分
    ※境内自由(本堂拝観は6:00~17:00頃まで)
  • 所要時間: 約20~30分(建物見学のみの場合)
築地本願寺|異国情緒漂う荘厳な寺院へ

築地本願寺|異国情緒漂う荘厳な寺院へ

元和3年(1617)に創建された京都西本願寺の直轄寺院。当初の坊舎は横山町付近にありましたが、明暦の大火で焼失し、延宝7年(1679)に築地の地に御坊が落成しました。関東大震災により被災した本堂は、昭和9年(1934)に伊東忠太の設計により古代インド様式の石造建造物として再建され、平成26年(2014)には国の重要文化財に指定されました。

今回ご紹介したスポットは、いずれも入場無料とは思えない充実ぶりで、中央区ならではの歴史や文化を体感できます。ぜひ家族みんなで気軽に訪れて、楽しい思い出づくりをしてください。財布に優しく、学びや発見もいっぱいの中央区のコト体験巡りで、親子の会話も弾む素敵な一日になりますように!

トップページへ戻る